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12月14日 八ヶ岳・無名峰南稜・下部新ルート開拓 [ルート整備]

 12~13日の裏同心ルンゼの翌日に、富士山講習から移動してきた福田ガイドとともに、無名峰南稜下部の新ルート整備に行ってきました。朝7時30分に美濃戸を出発したので、取り付きには10時30分を過ぎていました。しかも、晴れていた空が寒気の侵入で雪雲がかかり、次第にガスがかかり雪が降ってきました。

 南稜の正規ルートは、三叉峰ルンゼのF1(15m)の左から小尾根に上がり、岩峰を左の草付から巻いて(Ⅳ級)、2ピッチ目は垂直に近い草付帯をダブルアックスで越えます(Ⅳ級+)。しかも支点が細い灌木2~3本で40m近く伸ばすので、精神的に悪く途中の小ハングの乗越しがしびれます。しかし、この小尾根は実際の南稜の支尾根でした。昨年この正規ルートを登りましたが、悪くて2度と行きたくないルートでしたが、2年前に新ルート1ピッチ目で敗退した経験を生かして、下部岩壁を整備をしました。

    正規ルートは三叉峰ルンゼF1(中央下)の左のリッジと草付(見えない)を登ります
三叉峰ルンゼF1と南稜下部



 今回の新ルートはその左の事実上の南稜の尾根から、正規ルートの2ピッチ目の終了点にトラバースするルートを整備しました。2年前に1ピッチ目の垂壁帯の下まで行き敗退しました。
 取り付きは三叉峰ルンゼの小滝の下から左のコルに上がり、尾根を100mほど行くとリッジ状になり、ここが取り付きです。

岩場を灌木で越え(写真)、岩峰を右のルンゼから巻くとボロボロの垂壁に突き当たります
南稜新ルート1ピッチ目


 
1ピッチ目終了点の垂壁帯は、ボロボロで支点が無くハンガーを埋め込みました。ここで事実上ルートは消えます。しかし右のスラブを10m弱トラバースして右上すると正規ルートに合流します
1ピッチ目終了点の垂壁帯



           垂壁帯を避け、右のスラブ壁をトラバースします
スラブ帯の雪壁を右トラバース



        ランナーを埋め込み右の草付にダブルアックスで乗り移ります(4級)
ボロボロのスラブ帯にランナーを埋め込む



草付を右上して、正規ルートと合流。ここで時間切れで懸垂下降2ピッチで取り付きに戻りました
トラバース後に右上して正規ルートに合流




ここから上部は草付帯を右上~左上してリッジに上がり、簡単なリッジを3~4ピッチで上部岩壁です。上部岩壁は40mⅣ級+。広いチムニーから次第に狭まり、最後のハングしたチムニーの乗越しが核心です。支点は不安定ながら打ってあります。終了点のピナクルから100mほどで縦走路に出れます。
 全体的なグレードは、正規ルートは阿弥陀岳北西稜よりやや難しい2級上。新ルートは中山尾根よりやややさしく、石尊稜よりやや難しい2級下でしょう。八ヶ岳を登りつくした方はどうぞお試しあれ!

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